解決事例

強制わいせつ被疑事件で不起訴で終結した例

事案の概要としては依頼者である被疑者が未成年の被害者にわいせつ行為をするというものでした(具体的にどのような行為であるかは割愛させていただきます)。

依頼者は逮捕され、この逮捕の段階で弁護人として私が私選受任をしました。なお、依頼者には前歴のみで前科はなく、余罪が数件ある状況でした。依頼者は逮捕された理由となる事実につき全面的に認めていました。

被害者のいる案件で、かつ、自白事件の場合は早急な示談が依頼者の身体拘束からの迅速な解放につながりますので、本件でも依頼翌日に示談の申し出を被害者にしました。

被害者は未成年ですので示談交渉の相手は法定代理人である両親ということになります。

しかし、当然のことですが、被害者の両親のお怒りは激しく、最初は示談交渉すら応じてくれませんでした。それでも、被害者のご両親に依頼者が反省していること等を何度も伝え説明したことで何とか弁護士の話を聞いてもらえるようになりました。その結果、示談が成立し、被害届を取り下げていただき、依頼から3週間弱で釈放・不起訴となりました。

<ポイント>
近年の刑法改正により強制わいせつ事件は非親告罪となりました。すなわち、被害者からの告訴がなければ検察官は起訴することはでぎず、告訴取下げが重要なポイントでしたが、非親告罪となったことにより被害者からの告訴がなくても検察官は起訴できるようになりました。しかし、非親告罪となったとしても、被害者との示談が最重要であり、不起訴への条件となることは変わらないかと思います。早期の釈放等を望む場合は弁護士への早期の依頼が必要かと思います。